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染わかの「うなぎの白
染わかの「うなぎの白焼」は全くの偶然の産物でした。
生のうなぎを扱い出したのはもう10年以上前に遡ります。
最初は同業さんから「染ちゃん、うち白焼売ってんねん。冷凍で白焼あるで」
が、きっかけでした。
当初はその冷凍物の白焼を提供していたのですがたいして売れるわけでもなく扱う事を停止。
そこへ取引先の魚屋さんから「生のうなぎとかもありますから焼いたら白焼になりますよ?」との提案。
「ほんなら、それを焼いて白焼で売ってみよか」とメニュー化することにしたんです。
でもまぁ、焼いたところで鰻屋本職では無いものが焼いても需要も高まらず夏季限定になっていました。
今の白焼のスタイルになったのには実は2人のお客様の意見が大きく作用しています。
お一人は「もっとよく焼いてくれ。白いままやなくてコンガリ焼いてくれよ。」
こんな要望でした。
兎にも角にも言われるがままによく焼いていましたね。(笑)
「おぉ、これでええねん。これからもこんなけ焼いて出さなあかんで。」
それが第一歩になったのは確かですね。
もう1人のお客様はここでは大きなヒントになるので書けません(笑)
でも、焼いてるのを見ていただけるとわかると思うのですが普通は気づかない焼き方が白焼を生み出してるのは確かです。
それがこのヒントなんですけどね。
もう何回も見ているお客様はお気づきでしょうが焼き方さえ理解すればうちの女将でも焼けちゃうんですよ。
ほんと、ひょんなことから生まれたメニューなんです。
今ではリピート率も高くうなぎが苦手だと言うお客様にも食べていただけるようになりました。
全国な鰻屋さんには邪道な事をして申し訳ありませんです。
でも、私にうなぎを焼く知識が少しでもあればこのメニューは生まれてなかったのだと今では思います。
マグロ、染ポンに次いで染わかの最強の代名詞になった『白焼』
これからもよろしくお願い致します。